学校教育の「戯画的瞬間」

 

国家権力とは何かを如実に示す貴重なショット。「明治期の教師が学童たちに掛図を指して教育している絵柄」を指して現代の大学教授が教員免許講習者に講義している,というマトリョーシカのごとき国家権力構造の戯画的瞬間を捉えた! 201811月,信州大学教育学部にて柳沢克央撮影。ここに学校の歴史の勃興期と衰退期とが凝縮されているというアイロニーでもある。

 

 

2018年9月サークル特別例会が開かれました

日時 9月22日(土)

竹田美紀子さんと昼食会(竹田さん+5名)

午後1時30分~ 授業書《空気と気圧》体験講座&検討会

質疑応答,講演「授業書案〈空気と気圧〉ができるまで」

講師:竹田美紀子さん(愛知)

場所 上田市「中央公民館」

その後,9月例会を午後9時まで

会場 上田市中央公民館

 

2月7日(水)午前11時過ぎ,仮説実験授業研究会代表の板倉聖宣さんが逝去されました。87歳でした。長年の功績に心より感謝し,哀悼の意を表します。

管理者が渡辺規夫さんから柳沢克央に移行しました。

2018年1月1日(月)から,標記のように管理者が交代しました。渡辺規夫さんの3年間の運営に深甚なる敬意と謝意とをここに表します。引き続き本ホームページをお引き立ていただきたく,来訪者の皆様にお願いいたします。

二階堂さんの仮説大会講演記録をアップしました。

渡辺規夫さんの資料をアップしました 20171102

科学史の会

科学史学会東海支部の翌日、高木さん主催の科学史リレー講演会。こちらはアマチュア研究の集まりです。アマチュアは発想が豊かです。京都の吉田さんは前置きの話だけで1時間以上かかり、本題に入る前に質問意見が噴出。本題のイソップについては時間不足。日頃発表の前にする話は短い方がいいと思っていたので、私の発表はいきなり本題に入りました。私の話は矛盾論。今回は京都大学の学生さんも参加。卒論で仮説実験授業についてやるそうです。

科学史学会東海支部に参加

9月30日に科学史学会東海支部に参加しました。多久和さんが板倉聖宣の寛容論について、1時間講演、科学史学会の事務局長が、natureに掲載された日本人科学者の論文リストを1時間発表しました。今回の発表では生物学(当時は動物学、植物学)地質学、南方熊楠の論文について。この研究は英学史研究で抜け落ちている分野であるという。集まっているのは大部分が大学の教員ですが、高校、中学、小学校の教員もいました。討論の時間はなかなかよく勉強していると思われる発言ばかりでした。私は、次回の次にガリレオ力学について講演してもらえるか打診されました。回答は保留してあります。プロの研究者とアマチュア研究者の差の大きさを実感しました。

10月2日 上田仮説サークルニュース2017年8月号をアップしました。

仮説実験授業研究会全国大会長崎大会の帰りに長崎の出島を見学しました。今、出島は陸続きです。興味深かったです。もっと時間があればと思いました。

『たのしい授業』4月号に柳沢克央さんの「チョークアート」が掲載されました。そのことで、信濃毎日新聞と長野市民新聞の取材を受け、新聞に紹介記事が掲載されました。このホームページの資料集のページにアップしました。

はじめての力学の講座に参加しました。

自動車をニュートラルにしておいて、ブレーキをかけないでおきます。これを押したら自動車は動くでしょうか。

小学校2年生がやりたいと言って押し始めました。果たして動いたでしょうか。

高校でやるくらいの内容ですが、小学生も大人を言い負かしたりして楽しく勉強できました。

ワイングラスに水を入れて、その上に棒を乗せます。棒は8ミリの角材です。棒は折れるでしょうか。ワイングラスは割れるでしょうか。ワイングラスは壊れないけれども水はこぼれるでしょうか。小学校5年生が挑戦しました。

みんなの予想は、ワイングラスは壊れず、水もこぼれないでした。

結果はは???

棒は見事に折れました。

ワイングラスは割れませんでした。

水はわずかにこぼれました。

6ミリの棒ではこぼれませんでしたが、8ミリでは少しこぼれました。盛り上がりました。

サークルニュース2017年2月号アップしました。

柳沢さんの資料 トイレ掃除は運気を上げるかをアップしました。

目標達成は2割にとどまる

京都新聞の記事です。

新指導要領で中学校教員 英検準1級が50%以上と目標を掲げたが、目標達成は限りなく難しい情勢です。机上の議論で行くと、簡単に達成不可能な目標を掲げてしまいがちだというよい例のように思います。達成不可能なことは目標としてはいけないと思います。

英語教員、TOEIC“合格”2割 京都府中学「資質」はOK?

 京都府教育委員会は9日、京都市を除く中学校の英語科教員で、本年度に英語能力試験TOEICを受験した74人のうち、府教委が目標として課した英検準1級に相当する730点以上を獲得したのは16人で、約2割にとどまることを明らかにした。最低点は280点で、500点未満も14人いたという。府教委は「英語科教員の資質が問われかねない厳しい状況だ」としている。

 国は、次期学習指導要領で、中学校の英語科の授業は基本的に英語で行うことを盛り込む方向で、2017年度内に中学校教員で英検準1級以上50%という目標を掲げている。

 そのため府教委は、本年度から英検準1級以上を取得していない英語科教員に、英語のコミュニケーション能力を測るTOEICの受験を促し、受験料を負担する事業を約750万円かけて始めた。

 対象となる50歳未満の教員は約150人で、本年度は74人が受験した。まず昨年6月に試験実施したところ、4人しか達成できなかった。その後、8月と10月に集中セミナーを3日間実施。その後1月までに追加で8人が合格した。ただ受験者の平均点は、1回目が578点、2回目が588点で、セミナーや自習を経ても10点しか上がっていない。

 今回達成しなかった教員は、来年度に再受験させるとともに、個別の課題に応じた自習を促し、支援も行うという。学校教育課は「採用試験に受かっているのだから、英語力はあるはずだが、教師生活の中でさびついているのではないか。中学校教員は、多忙化が課題だが、学校にも理解を求め、勉強する体制を整える」としている。

仮説実験授業研究会大会立候補が激減

2016年夏の大会では大会開催立候補が長崎しかなく、無投票で当選。2017年冬の大会では立候補がなく、司会者にうながされる感じで福岡が渋々(?)立候補。今後、立候補がないという事態になる可能性が大きいです。

 多くの民間教育研究団体では、執行部で、全体のことをよく考えて、どこでやるのがいいかを決めて、その支部に打診、支部内で検討して引き受けることを了承するという経過でした。仮説実験授業研究会はそのような配慮が必要ない、考えてみればきわめて珍しい研究会でした。立候補がない場合にどうするかのノウハウがありません。そんなことも考えていく時期に来ているように思います。

 オリンピック招致でブダペストが立候補をしないと表明しました。オリンピックでも似たことが起きているようです。

以下、朝日新聞の記事

ハンガリー・ブダペストが2024年の五輪招致から撤退

朝日新聞デジタル 2/23(木) 7:28配信
 2020年東京五輪に続く24年夏季五輪の開催都市に立候補していたハンガリー・ブダペストのタルローシュ市長は22日、オルバン首相らと会談し、招致活動からの撤退を表明した。正式には市議会の投票で決めるが、可決される見通しだ。招致争いはロサンゼルス(米)とパリ(仏)の一騎打ちとなった。

  ブダペスト撤退の引き金になったのは、招致反対派による住民投票を求める運動。反対派は18日、開催の是非を問う投票実施に必要な署名が市の人口の約15%に当たる26万を超えたと発表した。ハンガリー政府は22日の会談後声明を出し、「五輪開催に必要な一体性が失われた」とした。

  近年、財政面の不安などで招致熱は冷え込んでおり、冬季では直近の22年大会招致でも、成功した北京、落選したアルマトイ(カザフスタン)の2都市しか残らなかった。特に欧州では有権者の間で五輪開催に伴う巨額の費用負担への批判が強く、24年五輪招致でもハンブルク(独)、ローマ(伊)が途中で撤退している。

2月21日サークルニュース1月号をアップしました。

2月21日柳沢さんが送ってくれた資料をアップしました。

電気の流れ

ころりんハウスで勉強してきた《電気の流れ》の授業書案の体験講座を4月のサークルでやる方向で検討中です。

1月28日~29日《大道仮説実験》講座に参加

ころりんハウス。楽知ん研究所です。デンマークの首都コペンハーゲンにあったボーア研究所のように自由で創造性に満ちた研究所です。

ここでびりりんの講師養成講座が開かれました。

名古屋ころりんハウス(1月28日)長久手福祉の家(1月29日)に行きました。めちゃくちゃ楽しく、リピーターになりそう。既になっています。ここで学んだことを生かして、長野県内でも大道仮説実験講座をやりたいと思いました。楽しすぎてくたくたです。

ひらひらくんに指を近づけるとこの通りひらひらくんは指に吸い付いてきます。

ライデン瓶から模型の教会に放電させます。これは教会に雷が落ちたことに相当します。このとき、避雷針をつけると、電気は地面に直接流れるため教会は無事です。

しかし、避雷針がないと、雷は教会を直撃し、教会は大破します。実験では、模型の教会の中のアルコール蒸気に点火し、爆発して屋根が吹っ飛びました。見る人の安全のために、屋根には鎖がつけられています。

 フランクリンはこの実験を多くの人に見せ、模型の教会に火薬を入れて置いて、避雷針がないと教会が吹っ飛ぶことを見せて、避雷針を取り付けることを多くの人に勧めたそうです。

 また、フランクリンはは、いくつものライデン瓶の電気を同時に七面鳥に流して七面鳥を殺して食べたり、静電気をためたワインで乾杯して、感電パーティーをして楽しんだそうです。現役時代にこの実験を生徒と一緒にやりたかったと思います。

1月26日《不思議な石 石灰石》の授業

専門学校で《不思議な石 石灰石》をやっています。ぼんてん分子模型で、どんな化学反応が起きているか考えてもらいました。石灰水に息を吹き込むと白く濁るという実験と、その白く濁った液に希塩酸を入れると白濁が消える実験を学生さん一人一人にやってもらいました。この反応をぼんてん分子模型で考えてもらうと、全員どんな反応かよく理解してくれました。しかし、これを化学反応式で表すと「難しい」の声が。高校生も化学反応式が出てくると拒否反応が出ます。この授業書で化学反応式がよくわかるというふうになってほしいです。

アンケート結果を見ると、学生さんは楽しかったと感じたようですが、わかったかどうかでは、半数が「どちらとも言えない」と答えています。難しかったのでしょうか。

感想文には「たくさん実験があってわかりやすかったし、初めて自分でモデルをいじりながら考えたので、納得しながら学ぶことができました。」

「今までこんなにたくさん実験をやったことがなかったので楽しかったです。もっと早くたんさん実験していたら化学が分かったのになと思いました。」

というものがあり、理解するには分子模型、実験が重要ということがうかがえます。

非常勤講師の仕事終了

12月19日の授業で、松本D高校の物理の教科書が全部終わり、非常勤講師の仕事が終了しました。最後に取ったアンケートでは、生徒はとてもよくわかった。とても楽しかった。実験をしてよくわかった。と書いてくれました。一安心です。1時間に4ページ進むペースの授業は初めてでしたが、途中を端折ることなく、論理的にも整合性のある授業をやれたように思います。これほど遠いところでなければ、また授業したいと思いました。

板倉講演音源CD化

ダウンロード
板倉講演音源提供依頼
松田心一さんから板倉講演のテープをお持ちの方からの提供を求める手紙が来ました。持っている人は連絡をとると、喜んでもらえると思います。
板倉講演音源依頼.pdf
PDFファイル 67.4 KB

非常勤講師

急遽、松本D高校で週4回非常勤講師として教えることになりました。受験で物理を使う3年生で47時間で電磁気学と原子の教科書を終わらせてほしいとのことです。電気をたくわえる装置をコンデンサーと言う。さて、電気を蓄えるのに便利なのはどういう物質でしょうか。と問いかけました。導体と不導体のどちらを使うのがいいか。これは導体です。静電誘導が起こるのは導体だけです。次に、導体(金属)をどういう形にしたら多くの電気をたくわえることができるか考えてもらいました。生徒は球形と答えました。教科書の「物質と電気」の節には「電気は導体の表面にのみ分布する」という記述を確認して、表面積をできるだけ広くするのがいいと説明しました。球形は同体積では最も表面積が小さい形です。だから球形金属は電気をためるのに一番向かない形なのです。それで、コンデンサーでは表面積を広くするために、金属をうすい箔にしていることを説明しました。この説明法で説明したのは初めてです。時間がないと、これまでと違う説明法を思いつくようです。

板倉先生転院

竹田美紀子さんからの情報です。

板倉先生は、23日にリハビリのために多摩川病院に転院されるそうです。
 住本さんも、22日に〈今の病院に入院する前に通っていた野村病院〉に転院されるそうです。

板倉先生の転院は脳梗塞の治療は一応終わり、以後はリハビリということなので、よくなってきていると考えていいと思います。

板倉先生の見舞いに杏林大学病院に行きました。

8月4日に板倉さんのお見舞いに行って来ました。思ったより元気でした。降圧剤を飲んでいることもあって、血圧が低く高い方の値が80~88で、80くらいになると眠ってしまいました。面会時間は2時から8時。2時半くらいに行きました。行ったのは多久和さんと私、それから板倉研究室を訪問してきた上田博和さん。古くからの仮説実験授業研究会の会員で三浦つとむの研究者、国語の先生です。病院に行くと玲子さん、次女のわかはさんがいました。ネットオークションで手に入れた1974年の『科学朝日』の板倉さんが書いた文章の一部を読んで聞いてもらいました。板倉さんの原稿としては新発見です。板倉さんは『科学朝日』の方に手を伸ばし、手に持って眺めていました。途中で科学史学会の八木江里さんが見舞いに来ました。板倉さんの1歳下というけれどとても元気でした。さらに黒田康夫さんが高1の息子さんと見舞いにきました。川崎のフェスティバルで来たら、小林光子さんに見舞いに行ってほしいと言われたそうです。帰るときには廊下で群馬の森下さん、川島さん、仮説社の川崎さん、平野孝典さんが見舞いに来るのとすれ違いました。さらに東大自然弁証法研究会の人が来ると言っているとのことでした。お嬢さんの話では家族だけだとすぐ話題がなくなってしまう。色々な人が次々に来ると、いろいろな話が聞けて、脳のリハビリになっているようだということです。最後に板倉さんと握手して別れました。ものが自分で食べられるようになれば、リハビリ専門の病院に転院することになるということです。玲子さんの負担は相当のものと見受けました。都合の付く人は見舞いに行くことをお勧めします。なお、見舞いは持たず、手ぶらで行きました。来た人たちもみな手ぶらでした。板倉研究室の訪問と同じ感じで行って来ました。

牧衷講演 憲法をどう考えるか

牧衷さんの講演をテープ起こししています。こうした憲法議論が大切な情勢になってきたと思います。なるべく早く、ガリ本出版しようと思っています。以下、講演の一部です。

「実は新憲法は国民主権をいい加減にぼやかしております。英文の憲法と日本文憲法を比べると日本文の憲法の前文のところは日本文として意味をなしていません。「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」わけがわからないものになっている。さすがに英語の構文は明快でございまして、主語と述語は明解ですから、いくら挿入句を差し込んでもそこは変わらない。この部分は英文では挿入句であることは明解です。主文じゃないんです。英文ではWe, the Japanese people, (acting through our duly elected representatives in the National Diet, determined that we shall secure for ourselves and our posterity the fruits of peaceful cooperation with all nations and the blessings of liberty throughout this land, and resolved that never again shall we be visited with the horrors of war through the action of government, )do proclaim that sovereign power resides with the people and do firmly establish this Constitution. で挿入句を除いて読むとWe do proclaim that sovereign power resides with the people. 「主権が国民にあることを宣言する」となっている。acting through our duly elected representatives in the National Dietの英文を「国会を通じて行動し」としている。高校生程度の英語力でこのactという言葉の意味を考えるとactというのは「行動する」という意味しか頭に浮かばない。英語圏に住んでいる人だったら、actという言葉を聞けば、「行動する」というのと一緒に「法律」という言葉を思い浮かべるはずです。国家環境政策法はNational Environmental Policy Actです。英文の方は少なくともこのくらいのことははっきりわかる。actを「行動し」と訳すのは誤訳だとわかる。」

actは「行動する」ではなく「法律を作る」という意味だなんて知りませんでした。

海洋と地球の学校

教え子のNMさんは、今東北大学理学部地球惑星学科の4年生。海洋と地球の学校という企画を成功させたそうです。海洋と地球の学校のホームページにその報告書が掲載されています。この企画力、実行力に驚きました。先日、高校の教育実習で上田に帰省していて、話を聞くことができました。彼女は、仙台楽しい授業の会にも参加していて、阿部徳昭さんが大いに評価しています。大学院進学予定だそうですが、大いに期待しています。

グローバル教育はいつまで続くか

 馳文部科学大臣がゆとり教育との決別宣言をするということです。アクティブラーニングがゆとり教育にはつながらないと言っています。しかし、実際には学力重視になれば、アクティブラーニングの主張も次第に静かになってくるのではないでしょうか。もっともアクティブに学ぶことは、いずれにせよ必要なことですが。
 アメリカ大統領選挙でトランプやサンダースがかなりの支持を集めるのは、すでにアメリカ国民がグローバリズムに反対の気分を持って来ているということを示しているようです。日本に安保の経費を負担させるというなら、負担しないと言えば辺野古基地の問題も消滅してしまいそうです。
 世間をにぎわしているグローバル教育も先は長くないと思います。
以下、TBSの記事の引用です。
新学習指導要領で馳文科相「ゆとり教育と決別宣言」
TBS系(JNN) 5月10日(火)15時14分配信

 今年度中に改定を予定している新しい学習指導要領について、馳文部科学大臣は「ゆとり教育との決別宣言をしておきたい」と述べ、学習内容の削減を行わない考えを示しました。

 「ゆとり教育との決別宣言を明確にしておきたいと思っていた」(馳浩文科相)

 馳文部科学大臣は、今年度中の改定に向けて議論が進んでいる新しい学習指導要領について、学習内容の削減を行わない考えを示しました。

 新しい学習指導要領では、体験学習や討論などを通して主体的に学ぶ「アクティブ・ラーニング」を導入することが決まっていますが、学習内容を減らした「ゆとり教育」につながるのではないかと懸念する声が上がっていました。

 現在の小中学校の学習指導要領は、2008年の改定で「脱ゆとり」を掲げ、学習内容が増えています。(10日14:32)

新板倉研究室再度訪問

2月18日に再度板倉研究室を訪問しました。昼食を食べに外に出たら、桜が少し咲いていました。ソメイヨシノではなさそうです。板倉さんは話したいことがたくさんあるようです。原子論の歴史をさらに詳しく調べたいと言うと、いろいろ助言してくれました。実籐さん、多久和さん、小林眞理子さんも研究室に来て、楽しかったです。小林眞理子さんからは、『仮説実験授業研究会ニュース』に投稿した私の「研究の方法について考える」を高く評価してもらいました。霧箱の秘訣を教えてもらい、また、必要品の買い出しにつきあってもらいました。感謝。しかし、昨夜遅くやってみたけれど、放射線、宇宙線は見えず、今日2月19日の最後の授業では霧箱の実験をやることはできませんでした。残念。しかし、サークル、まちかど科学クラブのために実験のやり方をよく研究したいと思います。

写真解説

左 板倉研究室の外観。左から2番目 板倉研究室入口と郵便受け。3番目 散歩 桜の前 4番目板倉研究室の蔵書の一部

新板倉研究室

1月18日(月)に新板倉研究室を訪問しました。板倉研究室は東京都調布市にあります。京王線の調布駅のすぐそばです。私は新宿までは順調に行くことができましたが、新宿から調布までの京王線が間引き運転していて、この日はすべて各駅停車。ホームと電車は人で一杯で、電車は「準備ができ次第発車します。」とのアナウンスがありましたが、いつまでも発車しません。30分以上待ってようやく発車。次の電車もなかなか来ない。研究室に着くだけで、疲労困憊しました。

 板倉先生は府中市の自宅からタクシーで「出勤」しました。奥様の玲子さんも一緒でした。大雪の日で、この日は病院に行く予定だったけれども大雪のため病院に行けなくなったので「出勤」したそうです。質問に答えてくれただけでなく、今やっている研究について詳しく話してくれました。とても元気そうで安心しました。

HP開設1周年

このHPを開設してほぼ1年が経ちました。みなさんのご支援に感謝申し上げます。12月27日の時点で3419人の訪問者がありました。1日につきほぼ10人ということになります。これからもご支援の程をお願い申し上げます。(訪問していただくことがご支援です)

テーブルマナーとAgree to disagree

牧衷さんの講演の一部を紹介します。

[質問]その寛容は現在のこととどう結びつくんですか。
 その寛容は文化基盤になるんです。俗にくだけますと、テーブルマナーになるんです。「食事の席では宗教と政治の話をしない。」ということになるんてす。宗教と政治の話になると血を見ることになる。だからお互いに譲れないことはフタをすることにしたんです。お互いに譲れないことを認め合って、楽しく食事をするという大目的のためにそこはフタをしちゃおうということが、テーブルマナーです。
 ロックの『寛容論』にテーブルマナーが書かれているわけじゃない。そこからの知恵なんです。そこから発展して導かれたテーブルマナーが社会的文化基盤を作るんです。
 そうすると外交の方でもそういうことが起こります。外交上の概念にAgree to Disagreeというへんてこりんな概念があるんです。Agreeは同意する。Disagreeは同意しない。不同意の同意。なんだこれは。
 これは両方が引くに引けない主張をやってしまう。そうしたときに、この問題はお互いに引くに引けないんだ。テーブルマナーと同じ。だったら、それにフタをしてお互いに共通にもっと利益になることをやろうじゃないか。

日中国交回復におけるAgree to disagree

 これが1972年の日中国交回復です。その時の総理大臣は田中角栄。中国は周恩来、尖閣諸島の領有権をめぐってものすごい喧嘩になる。現在問題になっているのと同じ尖閣諸島の領有権問題です。そこで発揮されたのが、Agree to Disagreです。この問題ではお互いに引くに引けない。じゃあ、それにフタしよう。それが周恩来の有名な「小異を置いて大同につく。」です。「小異を捨てて」じゃないんです。外交官であれば誰でも知っている概念です。外交政策概論とか外交政策史とか国際外交論とかいう本には必ず出てくる概念です。そういう考えは発想の転換だから難しいんです。だからなかなか普及しないんです。

牧衷さんの講演in蔵王

政治的発言のしかた──目標と行動形態の提示  

牧衷さんの講演(8月9日 山形県蔵王温泉)の一部を紹介します。内容は寛容の歴史です。

寛容という日本語とToleranceという英語の意味の違いに触れた後の話です。

以下講演
 ですから、Toleranceという考え方はそこまで行っているんで、「ルールとしてのTolerance」は紛争を解決するためのものだけれども、「精神としてのTolerance」では紛争は解決できない。
 Toleranceを「精神としての寛容」として捉えるか、「ルールとしての寛容」として捉えるかで現状分析の仕方が変わってしまう。(ルールとしての寛容が大切という立場に立つ)僕だったら仮説実験授業研究会の会員に何を呼びかけるか。「竹島と尖閣諸島が日本の領土だとはっきり教科書に載せろ」ということで載ることになったんです。では相手の言い分は何か。中国大使館を調べ、ネットを調べでわかるわけです。それを子どもたちにわかるような言葉に編集翻訳して、相手はこう言っていますよという資料を作ることが目下の急務なんですよ。そうすれば、全国の心ある教師が仮説実験授業に関係あろうがなかろうが、使えるわけですよ。そういうのをなぜやらないのか。おれが言わなきゃやらないのか。もう僕は、図書館に行って資料を探したりする気はないし、体力もない。でも、誰かやってくれる人がいれば一緒にやりたいですね。そうすれば、現実に何をやったらいいかがわかるわけです。
 政治的発言をするときは、政治的要請をみんなにするんですから、何のために何をすべきか、行動の目標と行動形態を与えなかったら運動は起こらない。適切な行動目標と適切な行動形態を与えたときに初めて運動は起こる。

東大自然弁証法研究会同窓会

東大自然弁証法研究会の同窓会が開かれたそうです。その会のために「仮説実験授業50年史」編纂室が『自弁研とその頃の板倉聖宣とその仲間たち』という冊子を作りました。これは仮説実験授業の歴史に興味がある人は必見。若い頃の牧衷さんと板倉さんが並んで写っています。板倉夫妻の結婚記念写真もあります。玲子さんがかわいい!この冊子はガリ本リストに載るはずです。お見逃しなく。ただしかなり高価です。

牧衷さんの講演会in山形

牧衷さんは少しやせましたが、まあ元気でした。現状分析の鋭さには改めて脱帽いです。

山形県の蔵王温泉は涼しかったです。サークルで講演の一部を紹介する予定です。

                  (渡辺記)

山形での牧衷さんの会に行って来ました。牧衷さんは思ったより元気でした。舌鋒は相変わらず鋭い。

牧衷さんの安保法制についての話を自分なりにまとめてみました。

安倍首相は戦争をしようとしているから反対という意見が多いように思います。しかし、争点はそこではないように思います。平和のために抑止力が必要という考えでいくか、平和のために外交努力で行くかということが争点だと思います。抑止力理論でソ連はつぶれました。中国もつぶれるでしょう。外交努力でやってきた、日本、スウェーデン、スイスは平和の配当を受け、高い生活水準を維持しています。これを捨てるのかという問題ではないでしょうか。
  1972年の日中国交回復では尖閣諸島の問題にフタをして回復することができました。今回もフタをすることで外交により解決可能です。(まもなく解決するでしょう。)中国が日本に攻め込むことなどありえません。
  今、創価学会の会員は公明党の対応に不満を募らせています。連立離脱は無理でも、参議院で公明党議員が党議拘束をはずし、棄権か反対投票するように働きかけることは現実に可能なことだと思います。自民党でさえ、2名が衆議院で欠席したのですから。